日本より圧倒的に有利な税制、住みやすさを誇るシンガポールで会社設立すれば、俄然有利に資産形成、資産保全、海外投資を行なえます。シンガポールの賃貸物件・不動産紹介もフォーランドシンガポール。
シンガポールではキャピタルゲイン税やインカムゲイン税、贈与税、相続税などが非課税となっていることから、海外から資本が集まりやすく、世界トップクラスの高品質な金融サービスが提供されています。また、世界的にも評価の高い銀行・金融機関が軒を連ねているため、債券やファンド等の高金利な金融商品や非常に有利な保険など、様々な商品にアクセスすることができます。
本ページでは、シンガポールの優れた金融サービスを享受する第一歩として、銀行口座を開設する際に知っておきたい、4つの主な口座種別の特色や注意点などをまとめてご紹介します。
外国人がPersonal Account(個人口座)を開設する場合は、シンガポールのビザおよびシンガポール国内の住所証明等が必要です。通常、口座を開設するとキャッシュカードと共にオンラインバンキングのアカウント(ID・パスワード)も発行され、オンラインバンキング内で簡単にSavings Account(貯蓄口座)やFixed Deposit Account(定期預金口座)、Unit Trust Account(ファンド口座)等を追加することができます。
銀行によって個人口座の呼称やサービス内容は異なりますが、日本の普通口座に当たる最も一般的な口座は「Savings Account」と呼ばれています。ただ、シンガポールでは小切手を利用することが多いものの、Savings Accountでは小切手が発行されないため、小切手の発行が必要になる可能性がある場合、Current Account(当座口座)の開設も検討しておきたいところです。
シンガポールで法人設立を行うと、外国人でもこのBusiness Account(法人口座)を開設することができます。通常、オンラインバンキングのアカウントやキャッシュカードと共に、小切手が発行されます。口座開設にはBizfile(登記簿に相当)やBoard of Resolution(取締役会議決書)に加え、法人のWebサイトアドレスや取引先と交わした契約書・請求書などの提出を求められるケースがあります。
銀行によって審査内容や必要書類、利便性などは異なりますが、弊社の投資法人設立サービスではパッケージ料金内で適宜コンサルティングの上、最適な銀行をご紹介して口座開設までサポートさせて頂いております。
Priority Accountの場合、通常の個人口座とは違って担当者が付き、口座開設からその後の資産管理、投資商品の紹介・相談などのサービスを受けることができます。シンガポールに居住しない、またはシンガポールのビザを保有しない外国人でも開設することができます。開設すると、キャッシュカードと共にオンラインバンキングのアカウントが発行され、多くは小切手も基本サービスとして発行されます。
通常の個人口座の場合は数百SGD~数千SGD程度の預け入れで口座開設が可能ですが、Priority AccountはSGD200,000~SGD350,000程度の預け入れが必要で、これを下回ると一般的に「Fall Below Fee」と呼ばれる口座の維持管理費用が必要となります。
また、付帯サービスの一例として窓口の専用レーンを設置している銀行があるほか、空港ラウンジの利用権や各種送迎サービス、為替両替の際の優遇レートの提供、ローンの優遇制度などがあります。
Private Bankは、「超富裕層」向けの口座です。シンガポールに居住しない、またはシンガポールのビザを保有しない外国人でも開設することが可能です。最低預入金としてUSD2,000,000~USD10,000,000程度が必要ですが、金融商品に関する高度な知識を持った担当者が付き、非常に専門性の高いアドバイスを受けることができます。
その対応可能な範囲は非常に多岐に渡り、資産運用は当然のことながら、融資や生命保険、相続、信託の設置まで相談できる個人向け金融サービスの最高峰です。時にはお子様の学校の相談や住居、お車の手配の相談などに対応することもあります。なお、資産運用などに特化した口座となることから、キャッシュカードや小切手は通常発行されないため、「Personal Account」や「Priority Account」と併せて保有するのが一般的です。
担当するバンカーに依存する部分が大きいため、どの銀行を選択するかよりもどの担当者を選択するかが非常に重要なポイントとなりますが、弊社では現地提携企業のネットワークを活用し、お客様の要望に合ったプライベートバンカーをご紹介することが可能です。日本人または日本語で対応できる担当者を設置している銀行もありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
日本と同様にATMから現金を引き出すことができるキャッシュカードですが、日本と比べるとシンガポールではデビットカードとしての機能が広く利用されていることが特徴です。ほとんどのキャッシュカードにはカード会社と提携したデビット機能が付いており、レストランや店舗での支払い、オンラインショッピングの支払いにも利用することができます。シンガポールでは一般的に「ATM Card」と呼称されます。
日本人にはあまり馴染みの無い小切手ですが、シンガポールではいまでも多くの場面で目にします。特に、法人間の決済においては諸費用が掛からない、または安いことから小切手が良く利用されています。また、高額な決済を行う際に小切手が用いられることが多く、賃貸契約の保証金の預け入れや、引越し時にコンドミニアムの管理事務所へ保証金を預ける際などに発行が必要となることもあるため、利用に慣れておくと良いでしょう。
小切手の記入方法については状況に応じて様々な方法がありますが、以下では、宛名人の保有する銀行口座へ振り出し金額を反映させる為に発行する、最も基本的な小切手の記入方法をご紹介します。
当然ながら、オンラインバンキングのアカウントは、AndroidおよびiOS対応のアプリをインストールすればスマートフォンでも利用することができます。シンガポールは屋台でもキャッシュレス決済に対応している店舗が多くあるなど、キャッシュレス決済の普及率が非常に高い国であり、個人間のお金のやり取り(飲食店の割り勘等)や水漏れ等のお部屋の修理においても、各銀行のアプリから電話番号で銀行間送金が可能な「PayNow」の利用を目にすることが多くなっています。
投稿更新日:2019年10月04日
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