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【新興ASIAウォッチ/第22回】どれくらい知っている? 新興アジアの有力企業

■タイやシンガポールの企業を知っていますか?
どの国でも、その国を象徴する「有力企業」があり、そのブランドは世界の多くの人が知っている。いまのアメリカなら知名度ナンバーワンは「アップル」、日本なら「トヨタ」であろう。そこで、新興アジア諸国の有力企業を、どれだけ一般の日本人が知っているだろうか?というと、じつはほとんど知らないのではないかと思う。実際、「タイでいちばんの企業は?」「シンガポールでいちばんの企業は?」と聞いても、ほとんどの人が答えられない。

新興アジア諸国の発展は目覚しい。今後は、中国よりも新興アジアだと、多くの人が言っている。もちろん、その発展を支えているのは、各国の企業である。ところが、ではどんな企業があるのかというと、新興アジアに投資している、あるいは新興アジア地域でビジネスをしている人以外は、答えられないのだ。
そこで、今回は、新興アジア諸国の有力企業について、まとめて紹介してみることにしたい。


■「フォーチュン・グローバル500」ランキング
企業を評価する指標として有名なのが、「フォーチュン・グローバル500」(Fortune Global 500)」である。これは、米『フォーチュン』誌が発表している世界のグローバル企業500社のランキングだ。企業の総収入をもとに世界の企業をランク付けしたもので、毎年発表されている。このランキングの中に、どの国のどんな企業が入っているかで、その国の経済状況がおよそ判断できる。
「フォーチュン・グローバル500」(Fortune Global 500)」

いまから20年前、1995年、世界のトップ企業500社のうち、なんと149社が日本企業だった。ところが、2014年版では、日本の企業は57社しかランクインしていない。なんと最盛期の3分の1になってしまった。
1位はウォルマートで、総収入約4762億ドル。2位はロイヤル・ダッチ・シェル、以下、中国石油化工集団(シノペック)、中国石油天然気集団、エクソン・モービルと続く。日本企業のトップは、9位のトヨタ。100位以内には、日本郵政、本田技研工業、JXホールディングス、日本電信電話(NTT)などがランクインしている。

日本企業の凋落とともに躍進目覚ましいのが、中国企業である。2013年に数で日本を逆転すると、さらにランクイン数を増やしている。その内訳は、中国本土が91社、台湾5社、香港4社である。ちなみに韓国もサムスンやヒュンダイをはじめとして17社がランクインしている。


■新興アジアでランクインはたった4社
では、新興アジア諸国はどうだろうか?
とりあえず、インド(8社)を除いてみると、なんと、シンガポール2社、マレーシアとタイがそれぞれ1社にすぎない。新興アジアが大発展しているといっても、まだ本当のグローバル企業は育っていないのである。
シンガポールの2社とはウィルマー・インターナショナル(農業ビジネス)とDBS銀行(金融)、マレーシアの1社とはペトロナス・ケミカルズ・グループ(石油・化学)、タイの1社とはPTT(石油)である。いずれも、その国を代表する大企業だが、ほとんどの日本人は知らない。

ちなみに、ウィルマー・インターナショナルは世界最大手のパーム油企業であり、世界で取引されるパーム油の3分の1以上を取扱っている。またDBS銀行は東南アジア地域では最大の銀行。ペトロナスはマレーシアの石油及びガスを供給する国営企業で、本社ビルはクアラルンプールにあり、ペトロナスツインタワーとして知られている。タイのPTTは「タイ石油公社」のことで、PTTは石油の80%を輸入に頼っているが、天然ガスは82%を自社生産している。

『フォーブス』には、グローバル企業をランキングする他の番付もある。たとえば、「世界で最も賞賛される企業」「World’s Most Admired Companies」というのがあり、ここでは1位から50位までをランキング化している。これは各業界で上位20%にランクインした企業を約3000人の経営幹部や業界アナリストが投票して決める。
そこで、このランキングを見ると、アジア企業で第1位(世界第18位)は、なんとシンガポール航空である。ちなみに世界第1位はアップル、日本企業はトヨタだけがランクインしていて第25位になっている。


■「Nikkei Asian Review」による有力100社
『フォーブス』のランキングより、日本人にとって馴染みやすいのは、『日本経済新聞』の「Nikkei Asian Review」が行っている「ASEAN 100」である。「ASEAN 100」ではASEAN加盟国各国から100社の有力企業を選んでレビューを公開している。
 ⇒Nikkei Asian Review「ASEAN 100」

このレビューでは、各国の経済規模や株式市場の整備状況を考慮したうえで、ASEANのシンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムの主要6カ国の上場企業を選抜している。時価総額ランキング上位企業から、成長性や知名度なども考慮している。 それによると、シンガポール25社、マレーシア22社、インドネシア25社、フィリピン22社、タイ25社、ベトナム5社で、100億ドル以上の時価総額を持つ企業は44社、10億ドル以上の利益がある企業は24社となっている。

この中で挙げられている企業のうち、一つでも知っている企業があっただろうか?
じつは、企業名というと意外と答えられないものだが、ブランド名とすると、新興アジアの企業はかなり知られている。
例えば、シンガポール航空をはじめてとして、各国の航空会社は知られているし、最近ではどの航空会社もサービスが向上している。また、LCCの雄「エアアジア」も知られている。フィリピンのビール「サンミゲル」も、ビールのブランドとしては有名だ。

このランキングには反映されていないが、現在、新興アジアには世界的なホテルチェーンが3つもある。シャングリ・ラ、マンダリン、ペニンシュラである。このうち、シャングリ・ラはマレーシアのロバート・クオックという起業家が創業したもので、いまでは香港とシンガポールを拠点にして、世界中にホテルを展開している。
このように見てくると、今後は、新興アジアからどんどんグローバル企業が育つものと思われるが、どうだろうか?


新興ASIAウォッチ/著者:山田順

新興アジアとは、ASEAN諸国にバングラディシュとインドを加えた地域。現在、世界でもっとも発展している地域で、2050年には世界の中心になっている可能性があります。そんな希望あふれる地域の最新情報、話題を伝えていきます。
※本コンテンツ「新興ASIAウォッチ」は弊社Webサイト用に特別寄稿して頂いたものとなります。

山田順(やまだ じゅん)

1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、1976年光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年、『光文社ペーパーバックス』を創刊し、編集長を務める。日本外国特派員協会(FCCJ)会員。2010年、光文社を退社し、フリーランスに。現在、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースを手掛けている。
著書にベストセラーとなった「資産フライト」、「出版・新聞 絶望未来」などがある。

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投稿更新日:2015年01月29日


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