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【新興ASIAウォッチ/第7回】インドネシアが富裕層王国になる日

■世界長者番付億万長者ランキング 2013年
経済の発展と富裕層の増加はパラレルの関係にある。経済が成長している国、地域では富裕層が次々に誕生するというわけだ。しかも、グローバル経済は、富裕層誕生の期間をどんどん短くしている。 では、いまどこで富裕層がもっとも多く誕生しているかといえば、それは新興アジア地域である。 『フォーブス』誌では、毎年、最新の「世界長者番付」を発表している。
そこで、最新の2013年版「The World’s Billionaires(世界長者番付)を見ると、1位は前年同様メキシコのカルロス・スリム氏で、資産730億ドル。2位ビル・ゲイツ氏、資産670億ドル、3位アマンシオ・オルテガ氏、資産570億ドル(約5.3兆円)となっている。グーグルの創業者ラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏は前年より順位を上げて、それぞれ20位と21位にランクイン。また、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏は前年より順位を下げて66位(前年35位)となっている。
このランキングでは、資産10億ドル以上の億万長者は1426人で、純資産合計5.4兆ドルで過去最高。国別では、アメリカ442人(前年425人)、日本22人(前年24人)、中国122人(前年95人)、韓国24人(前年20人)、台湾26人(前年24 人)、フランス24人(前年16人)、ドイツ58人(前年55人)、イギリス37人(前年37人)、ロシア110人(前年96人)などとなっている。日本は前年より2人減り、台湾・韓国は前年より増えて人数では日本より多くなっている。


■アジアのランキング上位には華人がずらり
そこで、このランキングからアジアの大富豪たちを上から見ていくと、次のようになる。

8位:李嘉誠(香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長、資産310億ドル)
24位:李兆基(香港の大手デベロッパー、恒基兆業地産業有限公司の創設者兼会長、資産203億ドル)
26位:郭一族(シャングリラホテルなどを有するマレーシア出自の企業グループ、資産200億ドル

彼らに共通するのは、いずれも香港ベースであこと。華人であること。主に不動産で財をなしたことだ。これは、日本の最近の富豪たちとは大きく異なり、また資産額も巨大だ。日本とは、ヒト桁違っている。 香港や中国では相続税や固定資産税のような資産税は一部を除いてない。このことが、華人大富豪が不動産投資で巨額の富を築ける原因になっている。 かつて、『フォーブス』誌のランキングでは、アジアでは日本人が1位を占めていたことが多かった。堤義明氏(西武グループ・元総帥)、森泰吉郎氏(森ビル・元社長)は、かつて世界ランキングの1位になったことがある。まさに、時代は大きく変わったと言えるだろう。


■世界の富は先進国から新興国へ移る
『フォーブス』誌の長者番付のほかに、世界の金融関係者が注目するデータがある。それは、米シティグループと英不動産コンサルタント会社のナイト・フランクによるレポートだ。 2013年3月末に発表されたこのレポート(2013年版ウェルス・レポート)によると、1億ドル以上の可処分資産を持つ超富裕層(ビリオネア)の人口で、アジアが初めて北米を抜いた。ここでもまた、アジアの勢いが目立っているのだ。
北米のビリオネアの人数は1万7000人、欧州が1万 4000人。これに対し、アジア(中国や日本、東南アジア)のビリオネアの人数は1万8000人と、北米を上回ったのである。 また、2016年の予測になると、アジアは2万 6000人に増加し、北米は2万1000人、欧州が1万5000人に留まるとされている。 3000万ドル以上の資産をもった富裕層(HNWI:High Net Worth Individual=$30M)の数でも、2020年にアジアは現在の88%の伸びを示すという。
ちなみに、現在は次の順になっている。 北米6.6万人>欧州5.4万人>アジア4.4万人>ラテンアメリカ1.5万人>中近東 4700人>オーストラリア4000人>アフリカ2500人。

このレポートでは、2050年の世界のGDP総額上位10カ国の予想も示されている。それによると、2050年には、上位10カ国に入る先進国は米国と日本のみ。ほかの8カ国はすべて現在の新興国である。とくに、インドや中国のGDPは、現在の日本の20倍程度、米国の6倍程度になると予想されていて、思わず 「本当なのか?」と目を疑う。 経済は国家体制、社会体制に大きく影響されるので、中国、インド経済がここまで大きくなるとは言えないが、21世紀はまさにアジアの世紀と言っていい。


■インドネシアでは4000人の富裕層が誕生する
それでは、アジアの中で、どの国がより多くの富裕層を誕生させるのだろうか? ナイト・フランクのレポートでは、富裕層(HNWI)の動向(人数)を2012 年(実績)と2022年(予測)で比較しているが、これを見ると、急成長するのは、なんとインドネシアである。



人口比から見て日本の富裕層は、現在、断トツで多い。しかし、その伸び率は低い。香港、シンガポールも低い。これはもう十分豊かになり、今後、大きくは成長しないことを表している。 それに対して、ミャンマー、インドネシア、モンゴルの伸び率は凄まじい。とくにインドネシアは402%で、今後10年ほどで新たに4000人の富裕層が誕生すると見られているのだ。
インドネシアは、10億ドル以上の大富豪人口でも、2012年の31人から22年には90人まで増加し、アメリカ、 中国、ドイツ、イギリス、インド、ブラジル、ロシア、香港に次ぐ世界9位に入ると予測されている。 インドネシアには2億4000万人という巨大な人口がベースにあり、平均年齢も若い。もし、この予測通り富裕層が増え続ければ、その恩恵をもっとも受けるのは現在の富裕層大国シンガポールである。 インドネシアの富豪たちの富は、ほぼシンガポールに蓄積されるからだ。2年前、ナイト•フランクは、アジアの富豪たちにアンケート調査し「どこに本宅を置きたいか?」を調査した。それによると、断トツでシンガポールが1位になっている。


■日本企業も続々インドネシアに進出
経済誌の『東洋経済』では、日本企業の海外進出に関する調査を行っている。現在、直近の第42回調査(2012年10月実施)の結果が『海外進出企業総覧2013年版』として刊行されているが、それによると、新規進出先の国別ランキングでは、依然中国がトップを維持しているものの、ここ数年はインドネシアが急上昇している。
2004年の新規進出では中国本土が5割を占めていたが、2012年になると28.7%とシェアが低下。それに対して、ASEAN10カ国の合計が32.7%と中国を上回った。なかでもインドネシア、タイ、ベトナムが目立ち、インドネシアは、2012年に設立または操業を開始した新規進出現地法人数は70件で、中国に次ぐ第2位へと上昇している。
「チャイナプラスワン」ということが言われているが、その「ワン」の選定で、日本企業は正しい選択をしていると言えるだろう。
ちなみに、「2012年新規海外進出国トップ10」は、1、中国 2、インドネシア 3、タイ 4、アメリカ 5、ベトナム 6、シンガポール 7、韓国 8、香港 9、マレーシア 10、メキシコ となっている。

新興ASIAウォッチ/著者:山田順

新興アジアとは、ASEAN諸国にバングラディシュとインドを加えた地域。現在、世界でもっとも発展している地域で、2050年には世界の中心になっている可能性があります。そんな希望あふれる地域の最新情報、話題を伝えていきます。
※本コンテンツ「新興ASIAウォッチ」は弊社Webサイト用に特別寄稿して頂いたものとなります。

山田順(やまだ じゅん)

1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、1976年光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年、『光文社ペーパーバックス』を創刊し、編集長を務める。日本外国特派員協会(FCCJ)会員。2010年、光文社を退社し、フリーランスに。現在、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースを手掛けている。
著書にベストセラーとなった「資産フライト」、「出版・新聞 絶望未来」などがある。

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投稿更新日:2013年09月24日


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