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【新興ASIAウォッチ/第146回】東南アジアの「ミシュランキーホテル」

レストランに続いてホテルも格付けを!

ミシュランでは、2024年から「ミシュランキー」という、ホテルの格付け(選定)を発表している。レストランが「スター(星)」なら、ホテルは「キー(鍵)」というわけで、じつに商魂たくましいと言わざるを得ない。しかし、格付けは利用する側にもホテル側にもメリットがあり、その選定がリーズナブルなら価値がある。

そこで今回は、今年で2回目の「ミシュランキー」(10月8日発表)から、東南アジア地域の“最上のホテル”を紹介してみたい。というのも、昨年は日本とタイだけだったが、今年は東アジア、東南アジアのほぼ全域(中国本土、香港、韓国、台湾、インドネシア、シンガポール、マレーシア、ベトナムなど)をカバーしたからだ。

ちなみに、「ミシュランキー」は、「3ミシュランキー」、「2ミシュランキー」、「1ミシュランキー」の3段階の格付けになっている。

日本の「3ミシュランキー」獲得ホテルは7軒

ミシュランがうたっている選定基準は、次の5つ。「その土地ならではの体験」「建築・内装デザイン」「サービスの質・快適性」「価格に見合った体験」「独自性」。この選定基準で3段階のキーが付与され、世界で「3ミシュランキー」が143軒、「2ミシュランキー」が572軒、「1ミシュランキー」が1,742軒選ばれた。

「3ミシュランキー」は“最上級の滞在”、「2ミシュランキー」は“素晴らしい滞在”、「1ミシュランキー」は“特別な滞在”ができるとしている。

ちなみに2025年には、日本から128軒が選定され、その内訳は「3ミシュランキー」が7軒、「2ミシュランキー」が20軒、「1ミシュランキー」が101軒となっている。“最上級の滞在”ができる「3ミシュランキー」7軒は、以下のとおり。

「ブルガリホテル東京」(東京都中央区)
「パレスホテル東京」(東京都千代田区)
「フォーシーズンズホテル東京大手町」(東京都千代田区)
「強羅花壇」(神奈川県箱根町)
「あさば」(静岡県伊豆市)
「アマネム」(三重県志摩市)
「ホテル・ザ・ミツイ・キョウト」(京都府京都市)

東南アジアのキー選定ホテル 最多はタイの62軒

では、ここからは東南アジア各国のミシュランキーホテルを紹介していきたい。ただ、その前に東アジアに触れておくと、中国本土が42軒(3ミシュランキー:0軒)、香港が9軒(3ミシュランキー:1軒)、マカオが9軒(3ミシュランキー:0軒)、韓国が8軒(3ミシュランキー:0軒)、台湾が4軒(3ミシュランキー:0軒)となっていて、日本の断トツぶりが際立っている。

ただし、筆者の見聞から言うと、中国本土に関してはミシュランの調査は十分でないと思える。なぜなら、「3ミシュランキー」がゼロなどありえないからだ。中国の富裕層は桁違いである。

では、本題。「ミシュランキー2025」で選定された東南アジア各国のミシュランキーホテルは、以下のようになっている。なんといっても多いのは、観光王国タイである。

タイ62軒(3ミシュランキー:6軒)
インドネシア33軒(3ミシュランキー:3軒)
ベトナム13軒(3ミシュランキー:2軒)
カンボジア10軒(3ミシュランキー:0軒)
シンガポール7軒(3ミシュランキー:1軒)
フィリピン5軒(3ミシュランキー:0軒)
マレーシア4軒(3ミシュランキー:0軒)
ラオス2軒(3ミシュランキー:0軒)

タイの「3ミシュラン3軒」はビーチリゾートに

では、タイから紹介していきたいが、タイが東南アジアNo.1の観光王国であることはよく知られている。観光客数では2023年に世界11位、観光都市ランキングではバンコクが2024年に世界1位に輝いている。そのため、「3ミシュランキー」が6軒、「2ミシュランキー」が21軒、「1ミシュランキー」にいたっては35軒も選定された。

「3ミシュランキー」6軒のうち、3軒は、タイが世界に誇るビーチリゾートにある。プーケットの「アマンプリ」、クラビの「プーレイベイ」、サムイの「サムジャナ・ヴィラズ」だ。アンダマン海とタイ湾に抱かれたタイの海岸線の素晴らしさは言うまでもなく、いずれも、その自然を満喫できる最高級ビーチリゾートである。

バンコクの名門が「3ミシュランキー」獲得

残る「3ミシュランキー」3軒のうち2軒は、首都バンコクにある。来年創業150年を迎える名門「マンダリン・オリエンタル・バンコク」と、アールデコ様式を現代的にアレンジした「ザ・サイアム」だ。どちらもチャオプラヤー川沿いにあり、いまや富裕層シティとなったバンコクを象徴するホテルである。最後の1軒は、「北方のバラ」と称される古都チェンマイの「フォーシーズンズ・リゾート・チェンマイ」である。

以上の「3ミシュランキー」に次ぐのが「2ミシュランキー」21軒だが、そこにはバンコクにある世界的な高級ブランドホテル、ビーチリゾートの高級ヴィラホテルなどがずらっと並ぶ。以下、主な「2ミシュランキー」を列記する。

「アマン・ナイラート」(バンコク)、「デュシタニ・バンコク」(バンコク)、「アナンタラ・ホアヒン・リゾート&スパ」(ホアヒン)、「アンダーズ・パタヤ・ジョムティエンビーチ」(パタヤ)、「バニヤンツリー、クラビ」(クラビ)、「キーマイア」(プーケット)、「イナイアラ・ビーチハウス」(バンガー)、「シックスセンシズ・ヤオノイ」(バンガー)などだ。

インドネシアには「3ミシュランキー」が3軒

東南アジアで、タイに次いで「3ミシュランキー」が多いのがインドネシア。インドネシアからは、3軒が「3ミシュランキー」に選定されている。インドネシアのミシュランキーホテルは総数で33軒だが、その多くがリゾートアイランドのバリ島にあり、ミシュランが都市よりリゾートを好み、自然と文化が融合するようなステイに価値をおいていることがよく現れている。

バリ島のミシュランキーを代表するのが、「3ミシュランキー」の「マンダパ、リッツカールトンリザーブ」。バリ島のアートの中心地として知られるウブトに位置し、バリの伝統文化を活かしたデザインのプライベートヴィラとスイートを備えている。

バリ島から約400km東のスンバ島。SUPやサーフィンの世界的なスポットだが、この島の最高のリゾート施設の「ニシ・スンバ」も3ミシュランキーに選定された。3軒目の「3ミシュランキー」は、ジャワ島中央の山間部の世界遺産・ポロブドゥール遺跡そばにある最高級リゾート「アマンジオ」。世界ブランドのアマンリゾートの施設だ。

インドネシアで、「2ミシュランキー」に選定されたのは5軒。以下、それを列記しておく。
「ラッフルズ·バリ」(バリ)、「ランハム・ジャカルタ」(ジャカルタ)、「フォーシーズンズ・ジャカルタ」(ジャカルタ)、「ザ・サンチャヤ」(ビンタン)。「ザ・サンチャヤ」のあるビンタン島は、シンガポールから目と鼻の先にあるリゾートアイランドだ。

ベトナムからは「3ミシュランキー」に2軒

ベトナムからは、計13軒が選出された。「1ミシュランキー」が8軒、「2ミシュランキー」が3軒、「3ミシュランキー」が2軒である。

「3ミシュランキー」2軒のうちの1軒は、首都ハノイの最高級ホテル「カペラ・ハノイ」。カペラホテルは、シンガポールを拠点とするラグジュアリーホテルグループで、ホテルブランドとして、3年連続世界No.1を獲得している。

カペラの特徴は、その土地の歴史や文化、自然を取り入れたデザインに徹していること。ちなみに、「カペラ・シンガポール」は「1ミシュランキー」、「カペラ・バンコク」は「2ミシュランキー」である。なお、カペラ日本進出1号「カペラ京都」は、京都市東山に来年開業予定である。

ベトナムのもう1つの「3ミシュランキー」の「アマノイ」は、南中部地方カインホア省のヌイチュア国立公園内にある。ヴィンヒー湾を見下ろす美しい白砂のビーチに位置する静かな隠れ家リゾートで、ベトナムでは最高額(1泊、日本円で約25万円)の最高級リゾート。インドネシアの「アマンジオ」と同じく、アマンリゾートの経営である。

次は、ベトナムで「2ミシュランキー」を獲得した3軒。
「フォーシーズンズリゾート・ザ・ナムハイ・ホイアン」(ホイアン)、「バンヤンツリー・ランコー」(フエ)、「ザニエルホテルズ・バイサンホー」(フーイエン省)。いずれも、ビーチリゾートだ。

シンガポールはやはり「ラッフルズ」がNo.1

富裕層都市シンガポールには、いわゆる「5星」ホテルが数多くある。そんな中で、7軒がキーホテルに選定されたが、「3ミシュランキー」に選ばれたのは、なんと「ラッフルズ・ホテル・シンガポール」1軒だけ。これには、ちょっと驚いた。

ミシュランの格付けには、独特のテイストがある。現代的、都会的な利便性などは、あまり評価されない。よって、英国の植民地時代の香りが残る「文化遺産の代名詞」としての「ラッフルズ」は、もっとも妥当なところだが、それ以外の6軒はみな「1ミシュランキー」である。

以下、その6軒を列記する。
「アーティゼン・シンガポール」、「カペラ・シンガポール」、「フォーシーズンズ・ホテル・シンガポール」、「マンダリン・オリエンタル・シンガポール」、「パークロイヤル・コレクション・ピッカリング・シンガポール」、「ラッフルズ・セントーサ・シンガポール」。

カンボジア、マレーシア、フィリピン、ラオス

今回の「ミシュランキー2025」がカバーした東南アジアの国は、ここまで述べてきた国以外では、カンボジア、マレーシア、フィリピン、ラオスの4ヵ国。いずれも「3ミシュランキー」はない。「2ミシュランキー」も、カンボジアが2軒、マレーシアが1軒で、フィリピン、ラオスは「1ミシュランキー」のみだ(フィリピン5軒、ラオス2軒)。

よって、最後に、カンボジアとマレーシアの「2ミシュランキー」を紹介して終わりにしたい。カンボジアの「2ミシュランキー」は、首都プノンペンの「ローズウッド・プノンペン」。プノンペン最大の高層タワービル「ヴァタナック・キャピトルタワー」(39階)の上層階に37室のスイートルームを含む175室がある。高級ホテルブランド「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ」の経営だ。ちなみに、日本では今年の3月に「ローズウット宮古島」がオープンし、いきなり「2ミシュランキー」に選ばれている。

カンボジアの「2ミシュランキー」のもう1軒は、アンコールワットがある観光都市シュレムアップにある「アマンサラ」。ここは、元々はカンボジア国王の来賓用ヴィラだったが、アマングループが改装して、アマンでは珍しい都市型リゾートとしてオープンさせた。ミシュランは本当に、アマンが好きである。

最後に紹介するのは、マレーシアでただ1軒「2ミシュランキー」を獲得した「フォーシーズンズリゾート・ランカウイ」。マレー様式にアラビアン調のテイストを取り入れたエキゾチックなスタイルで、バトラーサービスが付いた最高級ビーチリゾートである。

新興ASIAウォッチ/著者:山田順

新興アジアとは、ASEAN諸国にバングラディシュとインドを加えた地域。現在、世界でもっとも発展している地域で、2050年には世界の中心になっている可能性があります。そんな希望あふれる地域の最新情報、話題を伝えていきます。
※本コンテンツ「新興ASIAウォッチ」は弊社Webサイト用に特別寄稿して頂いたものとなります。

山田順(やまだ じゅん)

1952年、神奈川県横浜市生まれ。立教大学文学部卒業後、1976年光文社入社。『女性自身』編集部、『カッパブックス』編集部を経て、2002年、『光文社ペーパーバックス』を創刊し、編集長を務める。日本外国特派員協会(FCCJ)会員。2010年、光文社を退社し、フリーランスに。現在、ジャーナリストとして取材・執筆活動をしながら、紙書籍と電子書籍の両方のプロデュースを手掛けている。
著書にベストセラーとなった「資産フライト」、「出版・新聞 絶望未来」などがある。

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投稿更新日:2025年10月27日


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